大学生×NPO×国連シンポジウム
「“無国籍”って? 難民と考える国籍のはなし」
故郷を逃れて日本にやってきた難民。どの様な生活を送り、それぞれにどの様な未来を描いて日本で暮らしているのでしょうか。日本が難民条約に加入してから30年以上が経ち、日本で生まれ育つ難民の子どもたちも増えてきました。こうした難民、難民2世の中には、国籍を持たずに来日した人、国籍を持たずに日本で生まれ育った人など、「無国籍」という状況に置かれている人々がいます。無国籍とは何か。難民とは何か。2つの問題はどの様にリンクしているのか。当事者をゲストに迎え、問題解決に取り組む専門家、そして学生が一緒になり、無国籍者として生きる人々の、今と未来を考えます。
■日時:2013年9月30日(月)13:00~16:30
■会場:筑波大学第三エリア3A204教室
(アクセスマップはこちら→http://www.tsukuba.ac.jp/access/map_central.html)
■参加費:無料
プログラム
13:00-14:15 第1部
開会挨拶
ドキュメンタリー上映
基調講演
陳 天璽 無国籍ネットワーク代表・早稲田大学准教授
無国籍とは何か。なぜ「無国籍者」が生れるのか。自身もかつて無国籍者であり、筑波大学の卒業生である陳天璽氏より、基調講演として無国籍に関する基礎知識についてお話いただきます。講演の前には、無国籍状態に置かれた当事者をクローズアップしたドキュメンタリーを放映します。
*陳 天璽 氏
早稲田大学准教授、元無国籍者。1971年横浜中華街生まれ。筑波大学大学院国際政治経済学博
士、香港中文大学、ハーバード大学客員研究員、日本学術振興会特別研究員を経て現職。華僑華人、無国籍者に関する研究に従事。著書に「華人ディアスポラ」、「無国籍」。2009年1月に無国籍者を支援する「無国籍ネットワーク」を立ち上げ、代表を務める。
14:30-15:20 第2部
トークセッション
当事者×学生×弁護士
難民と無国籍。この2つのキーワードはどの様に関わっているのでしょうか。
トークセッションのゲストは難民2世。日本に来日した難民の子どもと一言にいえども、日本で生まれ育った者、幼少のころに来日した者、そのアイデンティティや抱える悩みも様々です。無国籍者を法的側面から支える弁護士と難民申請者との交流を続ける学生がインタビューアーとなり、さらに当事者の「今」に迫ります。
15:20-16:30 第3部
パネルディスカッション
NGO関係者、研究者、弁護士
無国籍者の抱える悩みは、どの様な理由・過程を経て生まれてくるのでしょうか。
また、無国籍者や難民の声と、これから日本社会はどう向き合っていけば良いのでしょうか。
現在進んでいる問題解決に向けた各取組みや、国際社会からみた日本の現状を含め、今後の課題と展望を、各専門家がそれぞれの立場からお伝えします。
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<共催>
NPO法人 無国籍ネットワーク
CLOVER~難民と共に歩むユース団体~
*NPO法人 無国籍ネットワーク
2009年1月設立。2011年にNPO法人格を取得。
無国籍者を保護する法的制度がなく、当事者が孤立しがちな日本において、無国籍者の地位の安定、向上を目指し、無国籍問題の啓発・普及、無国籍者に対する法律相談等の支援を行う。
<後援>
認定NPO法人 難民支援協会
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所
<助成>
公益財団法人 大阪コミュニティ財団
文部科学省科学研究費基盤B「社会的包摂のための実践人類学的研究」
参加お申込み
以下の申し込みフォームよりお申込み下さい。
(お席に余裕がある限り、当日参加も受付けております)
https://docs.google.com/forms/d/1ROuhyF8w4DOCwY-qb5o6oonMTolmEWhEqH_-LyiUlVE/viewform
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